麻豆视频

东京大学教员の着作を着者自らが语る広场

銅版彫刻の表紙

书籍名

Thyrse Mélanges autour de Jacques le Fataliste de Diderot

着者名

Jacques Domenech, Béatrice Didier, Lydia Vázquez, Gerhardt Stenger, etc.

判型など

236ページ、15.5虫24肠尘

言语

フランス语

発行年月日

2017年10月15日

ISBN コード

978-2-343-13049-1

出版社

尝’贬补谤尘补迟迟补苍

出版社鲍搁尝

英语版ページ指定

英语ページを见る

2017年にパリで出版された本書は、ニース大学の Jacques Domenech 教授を中心に、パリ高等師範学校の Béatrice Didier、バスク大学の Lydia Vázquez、ナント大学の Gerhardt Stengerと筆者が編集委員となって刊行したもので、18世紀フランスの作家で『百科全書』の編者でも有名なディドロの小説『運命論者ジャックとその主人』をめぐる多数の論考からなっています。
 
作家自身、恋人のソフィー宛の手纸で、鬱々たる気分を晴れやかにするための処方として、スカロンの『滑稽旅役者物语』とセルバンテスの『ドン?キホーテ』とラブレーの作品から适切な箇所を选び、『运命论者ジャックとその主人』とプレヴォ作『マノン?レスコー』を适宜溶かした饮料に混ぜて饮みなさいと勧めているように、この小説は読者の精神状态を上向きにするにふさわしい作品でした。
 
本书ではこの手纸に挙げられているラブレーの作品とディドロの関係が取り上げられ、両者の共通点がどこにあったのかが论じられていますし、セルバンテスとディドロにおける作品创造の特徴、読者との関係、アイロニーの表现方法なども论じられています。それ以外に、ジュアノット?マルトゥレイ作『ティラン?ロ?ブラン』とディドロとの亲近性が强调されたり、ニコラ?フロマジェ作『マホメットの従兄弟』がディドロ、ヴォルテール、ラクロへとつながる多様な要素を含むことが指摘されたりしていて、皮相な文学史の知识だけではわからない内容を教えられます。狭义の文学だけでなく、この小説と医学と外科学との関连を取り上げた论文も収められていますし、自由の问题をめぐる哲学的な论考を展开している着者もいますから、様々な方向に読书の幅を広げていくためのきっかけになることでしょう。ディドロが1784年に没した10年后に『运命论者ジャックとその主人』の初版が刊行された际にネジョンがつけた序文が再録されていますから、ディドロの弟子、崇拝者であったネジョンがどう师匠を理解し、何を强调していたかを再検讨することもできるでしょう。
 
『運命論者ジャックとその主人』自体の理解を精緻にする努力も当然ながらこの論集には見られます。筆者は、この小説で使われている表現 tour de tête に注目しました。男性名詞 tour は有名な自転車競走トゥール?ド?フランスの名称に含まれていることでわかるとおり、「1周」、「周囲 (の長さ)」などの意味をもっていますから、tour de tête の意味は「頭のサイズ、頭囲」であると『フランス语宝典』では説明され、1900年の用例が挙がっています。しかし、この意味はそれ以前にはあまり通用していなかったようで、18~19世紀には「頭の形態」あるいは「頭の動き」の意味で使われた用例が見つかります。ディドロはさらに、彼独自の意味をこの表現に与えているというのが筆者の仮説です。
 
このように本书は、『运命论者ジャックとその主人』を详しく読み直し、そこから多様な方向に関心を広げていく出発点になることでしょう。
 

(紹介文執筆者: 総合文化研究科?教养学部 教授 松村 剛 / 2019)

本の目次

Jacques Domenech, Préface
Eugenio Scalfari, Umberto Eco parmi nous..., hommage
Umberto Eco, La force du sens commun
Jacques Domenech, Sur l’introduction des Œuvres complètes de Diderot. Hommage à Michel Butor
Jean Deprun, Diderot devant l’idéalisme
Béatrice Didier, De la dive bouteille à la gourde de Jacques
Joanot Martorell, Histoire du grand chevalier Tirant le Blanc (extrait) avec un préambule et une conclusion de Jacques Domenech
Lydia Vázquez, Jacques, un anti-Quichotte
Jacques Domenech, Parisien l’Écolier – devenu Cousin de Mahomet – et Jacques : libertinage atypique, gaillardise et sentiment
Jacques Domenech, Hommage à Michel Butor, Des Bijoux Indiscrets à l’Encyclopédie
Takeshi Matsumura, Le tour de tête fataliste de Jacques
Samuel Macaigne, Médecine, médecins et chirurgiens dans Jacques le Fataliste
Gerhardt Stenger, Le fatalisme de Diderot
Françoise Salvan-Renucci, « au hasard de ma route entre deux quais de gare » : regard sur le parallèle entre Jacques le Fataliste et le discours poétique des chansons de Hubert-Félix Thiéfaine
Jacques Domenech, Avant-propos à la Préface de l’édition originale posthume de Jacques le Fataliste, 1794
Jacques André Naigeon, Préface à l’édition originale posthume de Jacques le Fataliste, 1794
Jacques Domenech, Conclusion
 

このページを読んだ人は、こんなページも见ています